大人があれでは、若い人に文句は言えない。

「今の若い者は・・・・・・・」なんて、よく耳にします。

私は出来るだけ、否定的な意見でこの言葉を使う事を止めています。
それは、若者を始めとする（自分の子どもも含め）、若者達は先代たち（自分を含めた）の鏡だと思っているからです。

さて、そんな前置きを書きましたが、本日私はとても怒りを通りこして、悲しい出来事に遭遇しました。

我が家は数ヶ月に一度、子どもが定期的に耳鼻科を受診しています。
本日も、私が受診するのと一緒に受診しました。そこでの出来事です。

この季節の変動で、私の商売は繁盛。本日も朝４時まで仕事していました。
ほぼ、睡眠もそこそこに子どもを耳鼻科に連れて行きました。

当然、テレビで話題になったここです。（以前の記事参照）

本日再診のため、再診の列に一時間前から並び、順番をまちます。
そこでも、順番に並んだ前後の方と多少の会話をしながら待ちます。私の後ろには３歳の男の子を連れたお母さんでした。子ども同士は年齢が近いのか、楽しく会話をして遊んでいます。

さて、診療開始30分前、ようやくドアが開き、待っている患者（及びその家族）が一斉に建物になだれこみます。
新患の患者は予め受付され、番号札を渡され、入室時間も決められます。
しかし、再診の患者は来た順に建物の前にならび、その順で受付をするシステムになっています。

そこで、事件は起こりました。
私も順番に、入室し子どもと私のスリッパ３つ（お嬢一号・二号分）をとり、子どもに履かせようとします。すると優しいお嬢一号は、スリッパを仲良くなった子どもに渡してあげていました。

そして、靴を脱ごうとしたとき、容赦なく大人（比較的年齢層は高く遙かに私より上）子どもをおしのけ、とても子どもが靴を脱げる状況ではありません。

我先にと先に進もうとしています。なかには、子どもをまたいでいる大人もいます。あまりに、危険なので、お嬢二号を階段方向にいかせ、お嬢一号の盾になる形で入口付近にもどり、靴を履いたまま抱きかかえ、再度、子供用スリッパをとりに行きました。（私が最初盛っていたスリッパは男の子に渡したため、結局人混みをかき分け、再度子供用スリッパを取りにいきました）

ここで、思った事は、確かに、外で一時間近く待っている。少しでも早く診てもらいたいのも分かります。でも、ならでいる人をかき分け、（靴を出し入れしている間に出し抜き）子どもすら押しのける状況はとても異常な情景です。

きっとパニックになった民衆はこんな感じなんでしょう。

そして、受付がある二階にゆくと、先ほど私の後ろにいた子どもとお母さんが10人位前にいるではありませんか、それどころか、そのお母さん私が目を合わせると、お礼どこから、無視です。
そう、私の前にどうぞではなく、こどものスリッパありがとうでもなく、無視。

ここは、私が勝ち取った順番。先に入られてなるものか。の雰囲気全開です（笑）
自転車で強くなるには、この精神は必要だと感じました(T_T)

当然、受付が終了すると、お嬢一号二号は仲良くなった男の子の所に遊びに行きます。当然です。先ほどまで30分も遊んでいたんですから。
ばつがわるいお母さんは当然、私の目を見ることすらできません。

順番を抜かされた事が嫌なのではありません。
順番を譲ってくれなかった事を怒っているのではありません。
スリッパをあげた事のお礼が欲しいわけでもありません。
むしろ、私自身の常識を疑いたくなりました。

一番悲しいのは、子どもやルールなんて関係なく、我先にと先を争っている大人がそこに沢山いたのが悲しいのです。

きっと、その方々はいうでしょう。
今の若い者は・・・・・

そう、そういう方々こそ自分が見えていない方々だと認識しました。

きっと、全てが他人ごと。でも自分の立場に降りかかってくると、凶変するでしょうね。今回なら逆の立場になったら大変です。

我慢もしました。
きっと、私は寝不足でイライラしているんだろう。
そとで、順番待ちなのでイライラしているだろう。
こどもは睡眠十分。本来なら保育園で遊んでいる時間。ここでもじっとしていろという方がムリ！┐('～`；)┌。

しかし、最後には、怒りを通りこし、悲しくなりました。

あ～。きっとこんな世の中を作ったのは、私を含む目の前にいる全員なんだろうな～。

悲しい社会です。

結局２時間半近くかかり、クリニックを後にしました。（一時間以上余分にかかってしまった＿|￣|○）