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「あねちゃり」感想 [書籍&雑誌]

先月、新潟往復時に「あねちゃり」と完読しました。

「あねちゃり」は、「セカンドウインド」の作者「川西 蘭」先生の作品です。

12月早々には手元にあったのですが、この移動8時間を使って読破してしまおうと楽しみに取っておきました。

anetyari002.jpg

・・・・・・と下書きに書いておいて、
12月16日に読破

しかし、それから一ヶ月も経過してしまったのですね~

内容は覚えているのですが、ここに掲載できるほどの、詳細な内容は覚えていません。
といって読み直すのも・・・
いまは「沈まぬ太陽」と読んでいる最中ですからね~

詳細は、是非購入して読んでください。きっとその方が、「川西 蘭先生」もお喜びになると思います。!(^^)!

では、私は「あねチャリ」感想を・・・

主人公は、「早坂凜」。高校入学度、怪我をきっかけにそれまで行っていた、バレーボールができなくなり、引きこもり状態だった。ある日、体が重くなったことをきっかけに、自転車でダイエットを始める。

ある日、多摩川サイクリングロード(だったかな)でパンクで立ち往生しているところに、後に師匠となる瀧口和正に出会い助けてもらうところから、話がはじまる。

それをきっかけに、「ケイリン」の世界にはまる事になるが、そのきっかけづくりや、後半の話でもちょくちょく良い感じででてくる「成瀬亮」との競走がある意味転機となっている。

そのほかにも、バン爺や小百合さんの演出もいい。

気になるのは、競輪選手で、当初凜を疎ましくおもい、後に応援団長にまでなっているシーサーこと「志井」このシーサーは物語にアクセントになっている。でもこの手法、川西先生のが得意としているところだろう「おとしどころ」かもしれない。
「セカンドウインド」を読んでいる方なら、溝口洋が、南雲学院に入るきっけかの一つとなった「今泉」とキャラクター設定が似ていると言った方がいいかもしれない。

憎まれ役ではじまり、最後は良き理解者で応援者(読者には、最後にとても好感がもてる存在)

また、バンク(競輪場)を走ったことがある方なら、その繊細な描写もうまいところが、川西先生のうまいところかもしれない。

とても、スピード感とテンポが良い作品になっており、読み終えると「早坂凜」のファンになっている。
当然、凜のストレートな性格や、応援したくなる生い立ちにも共感を覚えるものだと思う。

両親や弟との関係も色々混ざりながら話に織り込まれているが、二人の娘をもつ父として、凜の父のようになれるかは今だ不明(と成長したいとおもっている)

でも、この「凜ちゃん」16歳にしては、かなりしっかりした女の子だ。
現実にもいるかもしれないが、自分が16歳時点では、こんなにしっかりした考え方はしないかったな~と思ったのが、当初の感想。

読み終えたあと、その後の凜の成長と亮との関係を勝手に話をふくらませる事ができる一冊でした。

是非お読みいただければ、幸です。

川西先生は、2009年いっぱいでジャイブ社ピュアフル文庫との契約は切れ、そのまま継続されないようです。
しかし、セカンドウインドⅢは、ガリ刷りでも出していただけるようなので、楽しみにしております。
詳細は、川西先生のブログで(特に、リンクなしです)


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skullmania

探して読んでみようと思います。
by skullmania (2010-01-29 13:45) 

t-bib

skullmania様
是非、読んでください。本が好きな方なら、あっという間に読破できそうです。
自転車に乗っている方なら、説明不要部分はどんどん目だけで進めていけます。
by t-bib (2010-01-29 14:54) 

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